サウナ!温泉!銭湯! 闘魂 THE ボイラー
   

温浴人最前線 ザ・ボイラー

温泉・サウナ・銭湯・スポーツクラブ…温浴業界の ハートの熱い経営者・運営者様に送る旬の業界人のコラムを掲載。 業界最新動向と未来を語るフリーペーパーです。

 

[プロフィール]
熱波アドバイザー/月刊サウナ 制作委員
サウナ皇帝・熱波師 井上 勝正

2009年プロレスラー廃業後、横浜鶴見区にあるスーパー銭湯『ファンタジースパ&サウナ おふろの国』に入社。ロウリュ熱波で日本各地のお客様に熱波と情熱を届ける。また、老若男女を引きつけるその熱きキャラクターで、サウナ熱波以外の子供向けお風呂イベントでも活躍、ライターとしても様々な媒体で執筆。
現在一児の父でもある。

[ブログ]井上勝正・風呂上がりの夜空に。
http://ameblo.jp/0455854126

 

それが魂の着火点


<vol.13>
源泉湯 燈屋 代表取締役 社長 
      館主 氏原 敦 × 井上 勝正

燈屋一番 「 情熱 」


ボクは甲府の街を歩いていた。良い天気だった。
…最寄り駅と言うのか? 石和温泉駅前には足湯があり
ボクはそこで ちょっとした旅の疲れを取るために
湯船に足を浸していた。

前途の 「最寄り駅と言うのか?」と言うのにはこうだ、
地図を見る限り 今日の目的地には少し距離がある。

ボクは地図を畳み立ち上がり、トレッキングシューズを履いて歩き出した。

国道20号線を西にひたすら歩く、
「信号があるでしょ、そこ 三叉路だから注意してね。そしたら右にコンビニがあるから その前。」
と途中、回転寿司屋の前でおばちゃんに教えてもらった。

泉湯 燈屋
開業して10年以上経つ館内は
その綺麗さに惚惚する。
真新しさではない、人の手で磨かれた
味のある艶と言うのだろうか…
そんな光沢を柱や床、館内の全てのものが
放っている。

館主の 氏原 敦 さん (45)

実は数日前からmessengerというアプリで
やり取りしていた事もあって
親しみを持って接していただいた。

 

氏原
「ここは 私が生まれた場所であり、
母の故郷なんです。
家は祖父の代から不動産業を営んでいて、
私は三代目です。
元々は祖父が此処に温泉を堀当てたんですよ、
燈屋の此の土地は家族の思い出の地そのものなのです。」

氏原さんは高校まで此処で暮らして
そして不動産の修業の為に山梨を後に、
30歳まで横浜で暮らしていたのだそうだ。

氏原
「30までサラリーマン業を経験する中で人様に『何か』をご提供する事の意味みたいなのを勉強…教えて頂いたような気がします。
だってね、『不動産』というのはけして安い買い物じゃないわけです、
それを 朝から晩まで売り歩いていたんです。
もうね、全て納得して頂いて買われていく方ばかりでは無かったですよ。
そこには経済的、ご自身の持っている時間、そんな理由から妥協が見え隠れする時もあるんです。
契約していただく、それを終の住みかとしてね。
でも自分の真に理想とした物ではない…。
そんなお客様の気持ち、それが私の心に引っ掛かっていました。」

そんな気持ちを抱いて帰郷。

氏原
「その時の自分がね、なんかキライだったかもしれない、ツッパッてたしね。
とんがっていた…。
そんな時ね、よく思い出したんですよ。」

 

原さんは自分のまだ幼かった時代の事を話し出す。
当時の話をするとき、
氏原さんの表情が解れていった。

氏原
「現在の〝燈屋〟は祖父が掘った温泉が始まりです。
実はそこで当初 鯉の養殖を手掛けてたんですが 続かずにやめてしまって、使い道も無くてね、
単に家族のデカイ家風呂と化していて、
空いた敷地で 父が 居酒屋 をやってたんですよね。
景気良かったですね~、地元のおっちゃんやおばちゃん達に喜んでもらってました。みんな温かかった。
美味しかった、楽しかった、ありがとうって 言ってもらってました。」

———————身近な ありがとう。
これが 氏原さんの 行き着いた答えだったかもしれない。

氏原
「そんな物凄い事をしているワケじゃありません、でも、父の居酒屋は人の役にたっていた。
店に来た人を笑顔にしていたんです。」

そんな事を思い出す度、氏原さんは熱くなっていた。

もそも いつかは祖父の掘った温泉使って
何かしようとは思っていたのだ。
その何か……とは!?
自分がサラリーマン時代に唯一の楽しみとなっていたもの、「銭湯」。
気持ちがそっちに走り出すと様々なタイミングも重なるというもの。

氏原さんは決めた!
………「風呂屋やるッ!」

して、源泉湯 燈屋 は、2004年の9月7日にオープンした。

清潔なこと、人の良さ、〝心〟が全て。

氏原さんの祖父、ご両親、
そして今の家族、従業員の全てが燈屋にある。

———————レガシーである。

氏原
「源泉湯 燈屋 は 自分自身なんです。」

 

 

氏原 敦氏[プロフィール]
源泉湯 燈屋 代表取締役 社長 館主
氏原 敦 (うじはら あつし)
山梨県出身 1972年1月12日生まれ

『燈屋(あかりや)』の館主兼湯守。趣味は燈屋の温泉に入ること。
開店前に男女両方の全浴槽に入りその日の湯加減&清潔度CHECKをします。
清潔な温泉とあったかいサービスと美味しい料理が大好き!
趣味と実益を兼ねて温泉・ホテル・旅館・健康ランド・スーパー銭湯・
レストラン巡りが大好き。


燈屋[会社概要]
1991年 (株)氏原 法人設立 養老乃瀧玉諸店3年目
2001年 燈屋計画開始
2003年 養老乃瀧玉諸店閉店
2004年 燈屋OPEN
2006年 人財育成に力を入れ始める
2015年 第3回『おふろ甲子園』準優勝

経営理念:「“あったかい”を育む。燈を灯す。世を照らす。」
社  是:「安全、安心、誠を致す。」「身体も心も温まるおもてなし。」
社  訓:「温柔敦厚」
教育理念:「『あったかい』に共感し、『あったかい』を探求し、『あったかい』を創出する。」
経営スローガン:「“あったかいね”を極めよう!」

[源泉湯 燈屋]http://www.akariya.info燈屋


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 〒230-0012 横浜市鶴見区下末吉2-25-23 
制作:(有)オアシス THEボイラー編集部 編集長・鬼塚麻子

 

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