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温浴人最前線 ザ・ボイラー

温泉・サウナ・銭湯・スポーツクラブ…温浴業界の ハートの熱い経営者・運営者様に送る旬の業界人のコラムを掲載。 業界最新動向と未来を語るフリーペーパーです。

 

井上勝正[プロフィール]
熱波アドバイザー/日本バケツ熱波協会理事/月刊サウナ 制作委員
サウナ皇帝・熱波師 井上 勝正

プロレスラー廃業後、横浜鶴見区にあるのスーパー銭湯『ファンタジースパおふろの国』に入社。ロウリュで日々お客様に熱波と情熱を届ける。また、老若男女を引きつけるその熱きキャラクターで、様々なお風呂イベントでも活躍中。
現在一児の父でもある。

[ブログ]井上勝正・風呂上がりの夜空に。
http://ameblo.jp/0455854126

 

それが魂の着火点

松永武氏×井上勝正
<vol.4>
バスリエ 株式会社 
代表取締役  松永 武 氏 × 井上 勝正

妻のお風呂を作るその姿は
献身的な「お風呂のソムリエ」
そう…〝バスリエ〟です!!


関東地方は梅雨に調度入る頃で、空には白い雲や灰色の雲が早いスピードで流れて行く。どっちの方角なんだろうな?
天候のせいだろう、ボクは少し身体が重かった。

千葉県我孫子市 高野山、すこし早めに着いてしまった。
空を流れる雲を見ていたらポツリと小さい雨粒が風に吹かれて、ななめにボクの顔にあたった。
アポイントメントをとった時刻より少し早いが、バスリエ 株式会社 のインターホンを押した。

バスリエ 株式会社。
もう、石鹸から バスタオルからお家のバスルームのリフォームまで
お風呂関連の考えられる全てのアイテムをラインナップし、ネットで販売、
お風呂関連コンテンツも公開して、個人に合ったお風呂ライフをオススメしてくれる。
バスグッズは、HPの本店、お風呂のソムリエ(R)SHOP!として
楽天・Amazon・Yahoo!・DeNA・ポンパレモール 等に出店。

「ネットでのバスリエが取り扱うお風呂グッズは3万点以上です。」
そう教えてくれた バスリエ 株式会社 代表取締役 松永 武 さん(40)だった。 
お風呂グッズを撮影するスタジオを見学させてもらいながら話を伺った。

松永「30までには 独立するって決めてたんですよ。お風呂って良いじゃないですか。」

松永さんは富山県出身、ボクもそうだったが学校がキライだったらしい。

松永「学校…イヤでしたね。(笑)それより家業を営んでいた父の手伝いしてました。
働くって楽しい。って考えが学校の勉強よりも勝ってました。働いて対価を得る。
そういうのが まぁ、身体に最初から入ってるんですかね、染み込んでる。
だから学校行って勉強して…っていう事に意味を見出だせなかったというか。」

…あ、そうか。ボクの実家も自営業だった。
そう考えたらボクの学校嫌いも松永さんと同じような理由なんだろうか?

働いて対価を得て それで生活していく…それが日常であれば〝何で勉強して受験なんだろ?〟って疑問になる。
勉強は何歳になっても出来るし〝日々の仕事や躓いた事、乗り越えて行くこと〟が学習。
解らないことをほっとかないこと、毎日それの繰り返し。ボクもそうだったのかもしれない。

松永「中学も2年とか3年になると音楽に興味が出てきて、ロック良いな!ってBOOWYですよ。(笑)
暴威だ、よろしく頼むゼ。OK。 です。(笑)
新聞配達やりました、一生懸命。それで機材買って地元でミュージシャンになりましたね。」

へえー…松永さんの歌を一回聴きたいね。

会に出て 松永さんは自動車販売業の会社に入った。つまり営業マンだ。
そのうち、営業だけでなく中古車の買いつけへも出張で行って仕入れる。
ハードワークだったが松永さんのお店は大繁盛し、営業職でも優秀な成果をあげた。
忙しかったが自分の為だけではない、会社の皆のためだと思っていた。

松永「でもね〝何処行っても同じ〟なんですよ、此処、田舎は。
何も動かない、変わらない世界に自分はいる。…う~ん、それがイヤだったですね。」

して 自動車販売の会社をスパッと辞めて松永さんは 東京に向かった。

松永「しばらくは風呂無しのアパートに住んでバイト生活だったですけど…友達がね、寝具関係の会社にいまして、そこに入ることにしました。
今度は寝具の実演販売、その時取り扱ってた商品は『低反発枕』。」

東京に住んでいたがその寝具の会社が千葉にあったので毎日通わねばならない。
朝は早くて夜は遅い。そんな生活の中、松永さんは徐々に疲労していく。
精神も疲弊する、身体が擦り減っていくような…

松永「その時 妻に こう言われました。
『アナタ 安眠を売るお仕事をしているのに自分はどうなの?』って。
『ぐっすり眠ってもらうために枕を売ってるんじゃないの?なのにそれを売っているアナタはどうなのよ?』 」

かにそうだ、松永さんは良い睡眠を取ってお客さんに健康になってもらうために
「低反発枕」を売っているのに…今の 疲れ切った自分はどうだ?
そして奥さんが「お風呂ぐらい入って。」とアドバイスしてくれたという。

松永「その頃はもう、さすがに風呂ナシじゃなかったですから。」

多少睡眠時間を削っても風呂に入れば疲れが不思議なほど抜けた…そんな湯船で松永さんは思ったのだ。

松永「自分は もう どうせやるなら〝音楽みたいな〟仕事を…って浮かんだんです。
音楽ってその人に寄り添っているじゃないですか。
つまりそんな仕事がしたかったんじゃないかと…そしたらもう、独立するって決めましたよ。(笑)お風呂ですよ!」

松永武氏して起業。
社名を『バスリエ』にしたのは
奥さんが、毎日疲れた松永さんの為に
作るお風呂がきっかけ。
その献身的な姿が
「お風呂のソムリエ」…みたいと感じ
そこから社名を『バスリエ』に。

お風呂ライフを楽しんでもらうためにお風呂のアイテムを何でも取り扱う、お風呂で使う物なら何でもあるそんな会社。

松永「良い感じで売れてましたね、みんなお風呂は好きですからね。
でもね、4年前に日本のグッズ関係を紹介する海外(インドネシア)の見本市に出店した時の事なんですが、お風呂グッズだけが無反応だったんです…何でだろう!?って考えました。」

見本市でお風呂グッズだけがなぜ見向きもされなかったのか?

松永「いろいろ調べたんですが、海外って、日本人ほど『湯船にゆっくり入る』っていう慣習が無い国もあるんですよ。シャワーだけとか。つまりそういう 文化 がないんです。
お風呂が生活に接してない…文化がないからお風呂グッズなんて必要ない。
ボクはね、お風呂に入って気持ち良いという感情は世界共通だと思うんですよ。
もっと世界はお風呂を楽しめるんです。なので、ひとつ提案をさせていただこう!と。」

永さんは2015年7月1日に「HOT JAPAN プロジェクト」を設立した。
松永武氏( 現在松永さんは一般社団法人 HOT JAPAN の代表理事も兼任)
これは、日本のお風呂文化をユネスコ無形文化遺産として登録してもらおう!という一大構想だ。

日本のお風呂文化を世界のお風呂文化に! 

現在は多数の起業、団体がこのプロジェクトに参加している。
さらには実質のお風呂関係ばかりでなく、健康、美容、スポーツ界と関節的にでもお風呂と関わりのある業界への呼びかけも行われている。

松永「みんなお風呂が好きじゃないですか、
お風呂で人生も変わりますよ。
ボクはね、お風呂の伝道師となって自分みたいな〝お風呂バカ〟増やしますよ。井上さんもお風呂バカになりましょうよ。」

松永さん、ボクはすでに〝お風呂バカ・サウナ馬鹿〟であります。

松永「文化って日常じゃないですか。
日本人って必ず頭のスミに…どこかにお風呂がありますよね。そんな人達の思いを繋げて行きたい。
HOT JAPAN プロジェクトでこの素晴らしい文化を広めたいんです。」

どんなに心と体が疲れても、ボクらにはお風呂 があるんだ。
そう考えるだけで自分の身体は軽くなっていく。

そんな千葉からの帰り道、雲は見えず、すでにキレイな夜空だった。

松永武氏[プロフィール]
バスリエ株式会社 代表取締役
松永 武 (まつなが たけし)
富山県高岡市出身。1975年生まれ。

お風呂グッズ専門店「お風呂のソムリエSHOP!」を運営するバスリエ株式会社の代表取締役。
日本の風呂文化をユネスコ無形文化遺産登録を目指す
HOT JAPANプロジェクトを運営する一般社団法人HOT JAPANの代表理事。


バスリエ 株式会社[会社概要]
2004年 お風呂グッズ専門店の開業を決意
2005年 お風呂のソムリエSHOP!オープン
2006年  楽天市場店オープン、Yahooショッピング店オープン
2008年 バスリエ株式会社設立
2015年 「HOT JAPAN プロジェクト」を設立

経営理念「快適なバスタイムから豊かな暮らしを実現する」をもとにお風呂文化の継承と革新的価値を創造し平和な社会実現とお風呂を通じて健康、美容、癒し、元気、コミュニケーションに役立つことを常に考えて行動する集団です。
スタッフ一人一人が持つ「自分らしさ」を大切にお風呂の楽しさ、大切さを世界に広げたいと企んでいます。

[HP]バスリエ 株式会社→http://www.bathlier.co.jp


[バックナンバー ]

 

やかん〈vol.1〉 放送作家 柴田健太郎氏 × 井上勝正

やかん〈vol.2〉 芸人 児玉智洋氏(サルゴリラ) × 井上勝正

やかん〈vol.3〉 エーワン東京 代表取締役 鈴木明氏 × 井上勝正

 

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〈ザ・ボイラーについてのお問い合わせ〉
E-mail:yukichi@ofuronokuni.co.jp
TEL:050-5519-2461
発行: 一般社団法人おふろ元気プロジェクト 理事・林和俊
 〒230-0012 横浜市鶴見区下末吉2-25-23 
制作:(有)オアシス THEボイラー編集部 編集長・鬼塚麻子

 

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