温浴人最前線 TheBoiler

温浴人最前線 ザ・ボイラー

温浴人最前線ザ・ボイラー 創刊準備号[2012.11.20発行

温浴人最前線
ザ・ボイラー
創刊準備号

[2012.11.20発行]

温浴人最前線
飯田尚呉氏

出津英文氏

山崎寿樹氏

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温浴人最前線

[温浴施設総合研究所株式会社Onken]http://onken1126.com/

施設が持つ様々な宿題を研究し、清潔で「安心・安全」の施設作りを
ご提供。既存のメソッドに捉われる事なく、日本の入浴文化を多方面から守っていく事を本願と捉え、日々研究。

本当にそれらは閉店しなければならなかったのか?

温浴事業に関わって7年が過ぎました。
現場が好きで支配人時代は、
清掃が行き届いた施設作りを目指してきました。

最新の設備や機器類がなくても、すぐにでも誰にでも出来る、最高のサービスだと考えたからです。

僕が業界に関わり始めた当時の温浴業界は、ずいぶん開発が下火になっていたとはいえ、最新施設の建設ラッシュでした。また自身も韓国釜山での最新施設のコンサルを終えたばかりでした。僕が求めているものと違うと、心に違和感を覚えたのは今でも記憶にはっきりと残っています。最新施設の成れの果て、今を過ぎた瞬間から最新ではなくなり、人間は常に新しいものを求めてさまようのか、と。人も同じで、古きよきものに、歳を重ねれば見向きもしなくなるのか?と。
清掃薬剤を取り扱い、配管洗浄、ろ過材の交換など、温浴事業のニッチな部門を本業と起業しました。しかし会社を設立した本意は施設の再生事業で収益を手がけたかったからです。閉館に追い込まれた施設、閉館が決定した施設、本当にそれらは閉館しなければいけなかったのか?

施設に行くと、仕事柄、どうしても休館日や機械設備など裏側に回って施設を見る機会が多いです。

しかし、たいがいの場合はがっかりします。ゴミの置き場所のような事務所、使わなくなった配管やポンプの部品が所狭しと置かれた機械室…何年も洗浄してない配管内…ただの塊となったろ過材…それでいいのか?って。お客様向けのイベントも心のこもっていないようにしか見えないですね。

弊社の商品は、たいがいが人間模様と照らし合わせてラインアップしています。鳴り止まない空転は叫び声、つるつる滑る床面ははき捨てた唾、顔も映らない鏡は思い出したくない過去。勝手な妄想も含め、ついつい支配人との営業トークは弾みます。それらを抑える為に開発を重ねてきました。ポンプに優しい配管洗浄剤、床の除菌清掃できる清掃薬剤、鏡の鱗を強力に除去する薬剤。その他
ほとんどの商品に人間模様(妄想)がこめられています。

それと同時に大きなコスト削減を施設様と達成してきました。施設の支配人をさせていただいた経験が、全体予算を見るマネージメント力を養ってくれたのだと思います。よく、部分予算しか見ずに経費削減を取り組みケースがありますが、正しくも間違いで、達成率は非常に低くなるといえます。しかし、全体予算から見つめれば削減達成率は極端に上がります。支配人をした後に、営業開発の責任者を経て、業者として起業したおかげかもしれません。

先の経歴から、経営に必要な統計を様々な角度から取りました。

①駐車場にポイ捨てされたゴミ多し =「全体的な清掃レベル低」
②鏡がほとんど見えない=「スタッフサービス悪」
③手入れされていない植栽=施設に「アイドル的な美人少」
④汚い機械室=「人材難」
⑤汚い事務所=「経営難」

そして、分析した後、施設に話しかけます。ここからは妄想の域を越えません。

本当はまだ営業したいのか?
出来るのか?って。

ごくまれに「役割を終えたよ、疲れた」という施設以外は、口をそろえてこういわれます。「まだまだ動くよ、まだまだ頑張るよ」と。

じゃ一体何故こんな事に?

その答えを、今僕は探しています。
再生物件を2軒、理解ある協力企業と足並みをそろえながら、施設に話しかけながら運営しています。「10年過ぎても、ここに存在する施設」というキャッチフレーズで、施設清掃の徹底と地域密着型の運営を基本方針としています。

支配人、業者、施設の経営者としての3つの顔が、いい化学反応を起こし、温浴業界に恩返しできる日がくる
まで頑張ります。人間と同じで本当に役割を終えた施設を、少し下品な言い回しですが、下の世話(配管など)全て最後まで見届けたいと考えています。

 
 

温浴人最前線

[株式会社ジャパンプロデュースサービス]http://cut-factory.net/

全国の駅前やショッピングセンターに113店舗を持つカット専門のプロデュース会社。この度お風呂屋さんにも出店を開始。
お子様からご年配の方まで幅広い年代が安心してご利用頂ける“ファミリーサロン”を展開している。
確かな技術と心地よい店内作りに拘りつつも良心的な値段がウリ。

『本気の教育』という差別化。

突然の質問ですが、
貴社では社員・スタッフ達に報酬以外に
何を与えていますか?

私だったら、こう答えます。
「弊社では社員・スタッフ達に、本物の技術、そして接客マンとしての自信を与えている」と。

私ども、ジャパンプロデュースサービスは、カット専門店舗を全国に113店有しており、その多くはショッピングモールや駅前を中心に展開してる。1000円カットの店「カットファクトリー」をご存知の方も、いるのではないだろうか?

店舗経営へのこだわりは沢山あるが、大きく分けると三つ。
①手軽な金額
②ヘアサロンに負けない接客と技術
③寛げる空間の演出

最近では弊社同様の金額ベースの競合を街で多くみかける。そこで差をつけるのが②と③。

技術やサービスの向上なんて当たり前…と思っていませんか?

そう、当たり前なんですよ。私どもでしたら「カット専門」と謳っている以上、ある一定以上のカット技術があって当たり前。そして、接客業であるからこそ、その対応力が重要になってくるのです。
「安いから下手でもいいや」「居心地悪いけど我慢しよう」なんてお客様はいないのです。そこでクレームが発生し、お客様がまたひとり離れていくのです。

では、あなたの会社に置き換えてください。

どうですか?人を育ててますか?
また、現在育てられていますか?
極限までのコストカットにつづき、労務費の軽減…それが人材への教育に大きく響いている。
実際私が肌で感じるのは、このような悲しい現実です。
弊社は当たり前の経緯から、それこそが現在における本当の意味の「差別化」なると考えました。

お客様のクレームは、また利用したいと願う切実な声。

月に一度の店長会議でお客様のご意見を共有し、かつ迅速な対応とは何かを検討し反映。そこで一つ一つクレームを確実に潰す、決して曖昧にしないことにより、お客様を離さず、次なるクレームを回避する事ができると考えます。
技術面においても現場経験が豊富な
マネージャーがしっかり指導し、お店での自信に繋がって行くのです。

弊社が提供するもの、それはその場しのぎの教育ではなく、プロを育てるノウハウ。またそれを育てる為の研修プログラムなのです。
今迄は教育について書いてきましたが、弊社のこだわり③寛げる空間の演出についても少しご説明させて頂きたいと思います。

目指すのはファミリーサロン!
1000円カットは決して男性サラリーマンの為だけのものではない。

弊社の来店比率は現在男性6割、女性・お子様が4割となっている。そう、男性だけのお店ではないのです。
店舗を見て頂ければ一目瞭然。女性でも入りやすい雰囲気を作りを心がけ、また家族でも来店しやすいよう、店舗によっては駐車場やお子様が楽しんでカットできるようにキッズチェア(車の形のイス)なども用意。もちろん「白髪染め」や「顔そり」などのオプションメニューを揃える事で、お子様〜ご年配の方までが足を運んでくれるようになりました。

新たな挑戦は「お風呂屋さん」。

今後の展開として今大きく動いてるのが、お風呂屋さんへの出店です。
身だしなみという視点はもちろん、
髪を切る気持ち良さはエステやボディケアと同じように癒しのマテリアルになりうると考えています。

 
 

温浴人最前線

[プロフィール]

■2006年4月 株式会社船井総合研究所入社 温浴ビジネスチームに所属
特に小商圏 (人口20万人以下)、売上5億円以下の温浴施設(日帰り)のコンサルティングを得意とし、『全国一斉ありがとう風呂』や『熱波甲子園』などをプロデュース。

■2011年3月 株式会社温泉道場 代表取締役社長に就任
埼玉で湯郷グループの2店舗の温浴施設(日帰り温泉)を経営。

■2012年8月 社団法人ニッポンおふろ元気プロジェクト代表理事を兼任
『第1回おふろ甲子園』を企画・運営し、現在も年間の温浴施設訪問回数は200回を越え、トータルでは1,200以上もの温泉を制覇。温泉ソムリエ協会のインストラクターとしても活動。

[社団法人ニッポンおふろ元気プロジェクト]http://onsendojo.com/genki/

『おふろ業界から日本を元気に!』を合言葉に、『おふろ甲子園』の運営を通じて、温浴業界関係者並びに、温浴施設に来店されるお客様に元気を与え、日本を元気にすることを目的とする。
また、全国の温浴施設に対して共同イベントの提案(全国一斉ありがとう風呂、サウナ熱波甲子園、OFR48など)、及びサポートを行い、温浴施設の従業員・スタッフがレベルアップできるようなセミナー及び勉強会などの
運営を通じて、温浴業界の発展に寄与する。

おふろ業界を新卒であふれる業界にしたい!

皆様の会社には新卒でおふろ業界に入られたスタッフさんは
どれくらいおりますでしょうか。

私は、おふろ業界の発展のためには『新卒でおふろ業界に入るスタッフが増えること』が必要だと思っています。新卒で入社するスタッフが増えるということは、現在働いているスタッフが楽しく働くことができ、輝いていることが必須です。また業界としての魅力度が増さないことには、個々の会社や店舗で頑張っていても業界の底上げは難しいと感じています。

そこで、3年前に居酒屋甲子園を観覧したことをきっかけに、おふろ業界のスタッフが最高に輝ける場を作ろうと、『おふろ甲子園』を開催することにいたしました。今まで、おふろ業界は横のつながりが少なく、新卒の
スタッフも一部の大企業を除いては採用しておらず、また個々の店舗も競合店を意識しすぎた店舗運営になっていたと感じています。

現在の時流の中では、個々の店舗で集客をするということではなく、複数の店舗で束になって、おふろに入るお客様を増やすことが大切だと思っております。実際に商圏内において1週間に1回以上温浴施設に来店される方は、5%以下であり、他の時間消費型のサービスに顧客が奪われています。そのため、温浴施設の楽しみ方をもっともっと訴える必要があると思っています。おふろ甲子園では、

①従業員やスタッフが他店舗の取り組みや情報を共有できる。
②他店のスタッフと交流を深めることで元気をもらうことができる。モチベーションもあがる。
③自店の取り組みを発表する場ができることで、日々の業務の質が向上する。

を目的としています。
昨年のプレ大会を経て、今年 月 日に第1回おふろ甲子園を開催致しますが、おふろ業界に新しい風を起こすきっかけになれば幸いです。みなさまの多大なるご協力のもとに、あとは決勝大会のプレゼンテーションを残すのみとなりました。

今回のプレゼンテーションは、スタッフが主役です。経営者や支配人、店長さんはサポート役に徹して頂きます。スタッフさんが最高に輝くことで、お客様を元気にし、職場も明るくなります。

皆様は、仕事をしていて楽しいと思っていますか?

私はおふろ業界で働く人は、楽しんで働いてもらいたいと思っております。また、そのため何かできないかなと考える中で、今回のおふろ甲子園を開催したいと思う動機になりました。おふろ甲子園はたくさんのボランティアによって運営されています。会社も職場も年齢も役職も全然違います。

そのような中で、おふろ甲子園のミッションにひかれたメンバーが集まっています。モチベーションの高いメンバーでひとつのことを成し遂げるようとするとき、たくさんの化学反応がおきます。

(社)ニッポンおふろ元気プロジェクトでは、『おふろ甲子園』のほかに『100のありがとう風呂』『温泉アイドルOFR48』『おっぱいリレー』『熱波甲子園』『フリーペーパー湯きち』『オフロナイトニッポン』など多くのプロジェクトが走っております。
それぞれを説明すると長くなってしまうので割愛させて頂きますが、この文章を読んでくださっている皆様にはぜひともご参加頂ければと思っております。

最高に素敵なメンバーと共に最高に輝ける場を提供していきたい。
そんな思いで、(社)ニッポンおふろ元気プロジェクトの代表をやらせて頂いております。今後ともよろしくお願い致します。

 
 
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〈ザ・ボイラーについてのお問い合わせ〉
E-mail:yukichi@ofuronokuni.co.jp
TEL:050-5519-2461
発行: 一般社団法人おふろ元気プロジェクト 理事・林和俊
 〒230-0012 横浜市鶴見区下末吉2-25-23 
制作:(有)オアシス THEボイラー編集部 編集長・鬼塚麻子

 

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