温浴人最前線 TheBoiler

温浴人最前線 ザ・ボイラー

温浴人最前線ザ・ボイラーVol.1[2013.10.23発行]

温浴人最前線
ザ・ボイラー
Vol.01

[2013.10.23発行]

小島希世子氏

温浴人最前線
柿崎光昌氏

久下沼 伊織氏

アブドーラ・小林氏

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小島希世子氏

[プロフィール]

■1978年 熊本県生まれ。幼少時代より農業の道を志す。
■2006年 農家の奥さんグループで農家直送のネットショップを立ち上げる。(現『えと菜園オンラインショップ』)。
■2009年 株式会社えと菜園として法人化。代表取締役に就任。
■2011年 『就農研修プログラム』、『農薬を使わない体験農園コトモファーム』などのプログラムをスタートさせる。
横浜ビジネスグランプリ2011ソーシャル部門・2011内閣府地域社会雇用創造事業 社会起業プランコンテスト最優秀賞受賞。
現在、一児の母でもある。

[株式会社 えと菜園]http://www.eto-na-en.com/

「農」「食」「職」を柱とした『えと菜園』は2009年に起業。農薬等に頼らず農家の顔・栽培方法が分かる事で〝安全、安心で美味しい食物を生み出す農業〟を大切にし、体験農園や就農支援に取り組む。「食べること」「働くこと」「人生」が楽しいと実感して頂けるような新しい農業のスタイルを追求。

小島 希世子
×インタビュアー浦川 奈美江

『農業をやる』と小島さんが目指した理由は?

小島(以下小) 元々農村地帯の出で…両親は公務員だったのですが、両隣も向かいも親戚も農家だったんですよね。うちは普通の自家用車しかないんですけど、親戚の家に行くと結構大きいトラックとかコンバインとかトラクターとか、かっこいいなというのがまず。4、5歳位から憧れがあって…

浦川(以下浦) 乗せて~みたいな?(笑)

 動かそうとして(笑)…勝手にのってコラーって怒られたり、飛び降りた時に切った傷とかまだ残っているんです(笑)

 へぇ~そうなんですか!

 大きなきっかけは、小学校2年生位の時に見たドキュメンタリー。途上国で子供達が食べ物がなくて病気になったり死んだりするという…それを見て、親に「家の周りとかは野菜があるのにそれ送れないかなぁ?持っていけないかなぁ?上げれないかなぁ?」と言ったら、「運ぶ時に野菜が腐ったりするから送るなら船か飛行機かだし、あっちに行って大きくなったら作りなさい。」って言われて。
その為にはしっかり勉強して農学部のある学校に行かないとなれないと話をされて。その頃から農家になりたいなって。

 ものすごいきっかけで…

 それで農学部を受けたのですが農学部、落ちてしまって。食料問題の勉強ができる私立の学部に進んだんです。そして国内でも色んな問題がある、日本の農業も危機的な状況である事が分かったんです。

食の安全安心を基本とする、えと菜園のオンラインショップ

 無農薬で作ったものもそうじゃないものも、キロいくらだと価格が変わらない。
量じゃなくて質を求めた野菜も質より量を求めた野菜も同じ値段で取引される現状だったり、収穫して市場に集められ、そこから不特定多数の消費者に分配される形なので、一体誰の手に渡ったかもわからない、「美味しかったか」感想も聞けない。…そういう現状もどうにかしたいというのもありました。味の違いが出る腕の違いがあっても全然価格に反映されなくて…

 スーパーで気にしないで買って…「あぁ、◯◯産、そうなんだぁ」としか思えない人沢山いますね。

 スーパーでも結構アタリ、ハズレがあるじゃないですか。今日買って美味しかったけど三日前は違った…。
それは作り手が違ったと言う場合が。
 あぁ…そういう事か…!!

 そういうものが価格に反映するよう最初にオンラインショップを立ち上げました。

 お野菜直送や、オーガニック、栄養士さんがベーグル作って販売したり…

 基本的に農家直送でお客様にお届けをし、単なる商品やお金の受け渡しではなく生産者と消費者の方の人と人との繋がりを大切に。

 最近、スーパーで『この方達が作りました』とかって写真付きで書いてありますよね。「おばあちゃん達が作ってくれているんだ」とかそれをみてちょっと買てみようかなって。いいですよね。
誰がつくって何処で、何を…。

 どんな方法で作っているとかね。

 『食べてくれるお客様に安心と健康をお届けする事を第一に』とHPに書いてありますね!

自然と寄り添う事、体験する事の大切さ

 無農薬栽培って素人なので、凄く難しく大変というイメージが。一日中ずう~と見ている訳にはいかないじゃないですか?

 (笑)実は土作りがすごく重要で大切。例えば土のバランスが悪かったり肥料分が多かったりするとそれに対して虫が来たり。バランスいい健康な土で育てた野菜は、その野菜本来の生命力や抵抗力あるので一割弱虫に食べられたとしても九割が大丈夫なら跳ね返す力を持っている。全滅とか、半分やられるという事もそうそう無いんです。一割くらいは共存しているわけなので、食べさせて上げたらいいのかなと。確かに簡単かという程、簡単ではないですが、難しくて出来ないかと言ったらそいうわけでもないんです。

 それをいつも毎週日曜日に畑で教えて下さっているんですよね。

 どう安全なのか?どう農薬使ったのと違うのか?は現場で見たり体感したりする事でお客様自身の安全基準が決まってくると思うんですよ。

 教えて頂いて、どうだったの?そうだったの!というのが多いと思います。

 それに自分で種から収穫までを体験すると、食卓が更に楽しくなるかと。農家さんはこうやって作ったのかなぁ?とか思うようになって凄く楽しくなると思います。
 そうですね。家族や小さいお子さんいる方、お友達同士…。

 あと、農薬を使わない畑には小ちゃい虫や動物が沢山いるので、そういうものにお子さんも触れる事で情操教育や食育にも繋がるので。

 今よく聞きますよね、食育アドバイザーとか食に関して盛り上がっていますよね!

 やっぱり毎日食べるものですから。1日3回食べて学校行ったり仕事したり、遊んだり…全て食べ物のエネルギーから来ているわけなので、ちょっと目を向けて頂けたら、と。あと自分で作ると食卓がただのカロリー摂取じゃなくなりますよね。

 川崎にはビルの屋上で菜園が出来る所があるんですよ!映画館があってそこの上で(笑)

 すごい!

 動物はいないでしょうが(笑)。そういう所でもやるという事は…やりたいって想いが、多くなっているんでしょうね。

 最近食の安全が不安な世の中になっていますからね。どの情報が本当なのかとか。
そういうのを解消するのにも、作ってみると見方が変わるので。…例えば農薬使った畑と使わない畑って虫の数や生えてくる雑草の種類も違うんですよ。

 へぇ~雑草も…違うんですか?

 隣り合わせの畑でも、同じ土壌でも。そういう、実際見て触れて学ぶ事。ネットや本から得る情報とはまた別で。

 子供達にも知ってもらいたい所ですね。

 百聞は一見に如かずじゃないですけれども…体験してもらうのがい一番早いので。

 うちの息子もそうですが高校生位になるといいんじゃないでしょうかね?

 都内の小中学生も来ていて、まぁ~最初来たときは虫で大騒ぎしていた子達がだいぶ慣れてきて…始

めは、ぎやぁ~って(笑)

自分が口にする食材の安全と知識が学べる
体験農園コトモファーム

小 体験農園は週末に集って一緒に野菜を作ったり、作ったものを交換したりというもの。小さなお子様がいる家族から20代30代の独身の方、退職された方まで年齢や職業を問わず集ります。またゲストで農家さんが教えに来たり。
牛や苗を育ててる農家さん達の現場の見学会もやってますので、体験農園を通して地域交流の活性化に取り組んでます。
皆さんでバーベキューしたりもするんですよ。

 しかし、月額お借りするのがすごく安くてビックリしました!

ここで汗を流してお風呂に行くってね(笑)

自給自足を職に!「職の支援プロジェクト」

 日本の農業って人手不足担い手不足が問題になっています。農業関係で働きたいけど仕事がない方を、うまくマッチングさせる、お互いハッピーでシンプルな取り組みをしています。違う業界にいた方…やっぱり縁遠いじゃないですか農業は。何をやったらいいのかもわからないですし。たぶん仕事を探す時の選択肢にも中々上がって行きづらいことがあって。

浦 そうですね。

小 その選択肢の一つに選んで頂けるよう実際に土にふれて頂いて判断してもらって。汚れるのが頭のイメージの中では大丈夫だなぁと思っていても、やってみたらやっぱり嫌って人もいましたし、あんな汚く泥だらけになるのも、やってみたら結構平気だわと…

 体験してみないとわからないですね。

これからの理想の農業のカタチ

 TPPだったり、先程あげた雇用の問題。自給率の問題や食の安全など色んな障害がありますが、これから日本の農業が生き残っていくには2つスタイルがあると思います。1つは『守りの農業』と私は呼んでいます。

 『守りの農業』?

 例えば20軒の農家さんが1000軒の食卓を支え、1000軒のお客様が20軒の農家さんを買い支える。
農家と消費者がお互いきちんと支え合い、その上に未来の農業があるのが『守りの農業』。
個人事業主の農家様が集まって、お客様と繋がって農業を守って行くというやり方。
もう一つが『攻めの農業』。
規模集約型、効率型だったり独自化。生産・加工・販売に携わるもの。企業体として多くの人を雇用していく農業スタイル。ゆくゆくは輸出に繋がり、海外にもどんどん出して行く。雇用も多く生まれるでしょう。

 そうですね。

 どっちかに偏ってしまうとメリットデメリットが固まっちゃうので。そういう住み分けっていうのかな。
多様性を持ったスタイルが今後の農業の形で…分業が得意な人・同じサイクルでやるのが好きな方は大きな所に入るのがいいし、自分で一環して見通してやりたいって人は個人事業主みたいな形で農業やればいいと思います。
そういうのが今後の農業の理想…目指して行くといいスタイルですかね。

農業と温浴業界の共通点

 地元に根付いたという意味では農業と温浴業界の共通点という事ですね。色んな方が、お風呂好きっていうので集まりますもんね。畑は畑好きっていうので。そうやって横の繋がりだけでなく縦の繋がり…普段ない繋がりがありますね、交流の場として。あと農家さん意外と好きなんですよね。お風呂行くの。そこでご飯食べて帰るみたいな。

 そうすると、小島さんもお風呂好きですか?

 半年くらい前も近所の農家のおじさんと娘と行ったんでけど。「まだ上がってないのかなぁ?ちょっと探して来る」って言って男湯にガーって入って行って(笑)もぉ危ないじゃないですか。入って追いかけられないし、ヒヤってした事が…(笑)

 (笑)お嬢様にとっては「探してくるね」って感覚で行っちゃったんでしょうね。

食と温浴施設でコラボするなら?

 やっぱりアレがいいですね、牛乳!お風呂上がりの牛乳!

 あぁ!そうですね!何でしょうね?あれは…若い人達にも定番ですよね。

 乳牛業界の戦略かと思っちゃうけど(笑)もうお風呂上がったら牛乳みたいな。決まっちゃってる。
ポーンと開けてこう…(手を腰に)

浦 もう、ずーっとですよね。息子の世代でもそうですよ。

 伝統みたいになってますよね(笑)

えと菜園さんのこれから目指す所

 もっと多くの方にこの取り組みを知ってもらい、野菜作りをもっと近く感じてもらえるようサービスを提供していきたいと思います。
その事により、農業関係・生産者と消費者の距離を近づけていけるような会社になりたいと思ています。
また、農作物の生産…食料を生み出すだけでなく色んな可能性を…。例えば体験だと心の癒しの場にもな

えと菜園

ります。

浦 なりますね!

 楽しみや自然環境に触れる事で劇的に価値観が変わる事もあるんです。


あと独自化していくと雇用という面でもすごく可能性がある産業なので。

 ありがたいですね。

 農家だけの農業ってすごくもったいないんですよね。
家族で食べるだけでも幸せだし、幸せをもたらす産業なのでもっと実感してほしいし可能性を広げていき

たいと思ってます。

[インタビュアー 浦川 奈美江 2013.5]

 

温浴人最前線

柿崎光昌氏

[プロフィール]

■2002年 大学在学中(2部)に幼少からの夢でもあった大工の見習いとして住宅のリフォーム、新築工事を行う。
独立を検討した時期に職人以外の世界を知らなくてはダメだと感じ大工になるのを断念。
■2005年 職人の経験を活かし、リフォーム会社にて営業として マンション中心にリフォーム工事の提案~工事手配~施工管理までを行う。
■2009年 設計会社にて建築設計図と設計士の人材派遣の営業を行う。
■2011年 DAPネットワーク株式会社にて健康食品の卸営業やチラシなど提案。
また、温泉施設・温浴施設と共に物販強化に勉める。

[ディーエーピーネットワーク株式会社 ]http://dap-net.jp

人々が優しく癒されることで活き活きとした毎日を送れるよう、様々な健康食品等でサポートさせて頂く会社。印刷・広告代理業から発展し、インターネットメディア事業、商品販売と幅広く手がける。

刺激やワクワクを蓄え、仕事に広げる

私自身ずっと営業職に関わってきました

 誰とでもうちとけてしまうのが自分の取り柄でもあると思っているからです。この取り柄を武器に建設関係・マンションリフォームの営業・施工管理また、ルート販売やテレアポ等も経験しました。そこで実感した事、それは〝スピード感〟と〝相手の立場や気持ちになれる様な営業〟。それにより、貴社の魅力を社会にひとつでも多く伝えていく事に共に専念するそんなスタイルを確立できるようになりました。

 私が現在勤めるディーエーピーネットワーク株式会社は、折込チラシに特化し、その印刷ノウハウを活かしパッケージデザインや販促ツールの販売などを行っております。現在では、その流れで御縁のあった温浴施設やスポーツクラブを中心として健康食品や美容関連商材をフロント売店にての販売や企画をお手伝させて頂いております。
商材が変わってもお客様、訪問先、当時のスキル、ハウツーを活かして温浴施設のお仕事を皆様と共に考える日々を過ごしています。
 しかし、結果が勝手についてくることはまずあり得ません、繰り返し繰り返し試行錯誤しながら本気で仕事を行っていけば必ず成果がついてくると思っております。そのために、エンドユーザーが喜んで頂ける商材や企画を温浴施設に提案し、温浴施設で働く皆様も働きやすく、楽しめる環境になるお手伝いをする事を心がけています。人も楽しく喜ばせたいという想いがあるので、温浴施設に関われることが今はとても楽しく感じられます。

私は、絶えずいつ何時でも
元気で、カッコイイ大人達に囲まれて生活をしていたいと思っています

 だからこそ、ただやみくもに仕事やまじめに私生活を送り続ける様な、単調な生活を繰り返しているのではなく、自らの元気を持続させる為、また、出会いを広げるために、休日や仕事帰りを有効に活用し、スポーツやアウトドアを趣味としています。

 小学校低学年から野球を始め高校時代甲子園を目指していました。今はOB仲間と一緒に草野球チームを結成し自ら設営、運営も行っております。チームの仲間はもちろん対戦相手にも学生時代の先輩後輩仲間がいるので多くのメンバーと交流する事を楽しみとしております。また、波のある日の早朝は、湘南や千葉の海岸へサーフィンに出かけ、仲間とサーフトリップに地方に出かけることもあります。

日々のプライベートで感じる刺激やワクワクを積極的を蓄え、それを仕事にも広げています。
 例えば、温浴施設でお仕事をされている方々との出会いはもちろんのこと、仕事先や遊びでいった旅先での出会いや草野球仲間、全ての出会いを必然と考え、そのまわりの人たちが元気でキラキラ輝く存在になりうるよう、そして自らがそんな影響を少しでも与えられる架け橋になりうるよういつも笑顔で心がけています。

何よりも大切なのが自己管理。
睡眠、運動、食生活を楽しみながらきちんとこなす事なのです

 一言で温浴施設と言っても、お風呂に入る以外に憩いの場、コミュニティ、ヘルスケア、ビューティー関連、リラクゼーション、食、といったこれら以外にも様々な切り口が存在します。その中で、私の扱う主な取扱商材は健康茶や美容関連商材の元気や美といったキーワードに直結するようなアイテムです。それは日常を輝かせ、それを通して仕事を充実させると思うからです。

 
 

温浴人最前線

久下沼伊織氏

[プロフィール]

■2005年 大手フードチェーンを退職後、株式会社ミュー温浴事業部に入社。2か月で店長に。
■2010年 株式会社ミュー 統括支配人に就任し同社アミューズメント事業部を兼任。
■2012年 オフロ保安庁長官に就任。
■2013年 株式会社ミュー 取締役統括支配人に就任。

生きる楽しみは「食う・寝る・(風呂に)浸かる」。
現在、温浴フリーペーパー「湯きちマガジン」にて、KGN機械室日記を好評連載中。
【オフロ保安庁Facebook】http://www.facebook.com/JapanOfuroGuard

[天然温泉 満天の湯]http://mantennoyu.com

露天風呂や大浴場には天然温泉岩風呂や超音波が心地よいシルクの湯など、大小18種類の多彩な湯船が揃う、横浜地区でも有数の広さを誇る温泉施設。

温浴業界沸騰中!! 仕事は楽しんだモン勝ち!!
「作業」から「やりがいのある仕事」へ

沸騰しているのか?「おふろ甲子園」

一般社団法人ニッポンおふろ元気プロジェクト代表理事、山崎寿樹氏はこう言いました。「おふろ業界の発展のためには、新卒でおふろ業界に入るスタッフが増えることが必要だ」と。その為には、おふろ業界で現在勤めているスタッフが楽しく働けて、輝いていることが必須です。そこでスタッフが最高に輝ける場を作ろうと、「おふろ甲子園」が誕生しました。2回目となる今年は、全国から41店舗がエントリーし、2013年11月26日、渋谷公会堂で「ニッポンで一番元気なお風呂屋さん」が決まります。

 私は今大会において事務局長を仰せつかりました。
最初の仕事は、我々の想いを届けるための、全国8都市説明会でした。東京・大阪・福岡での大都市圏では、セミナーが頻繁に開催されておりますが、地方都市においては、なかなか気軽に参加できる場所での開催がありませんでした。それ故に、「近隣の温浴施設の方と面識を持ちたい」と思っていても、顔を合わせる場がなかったり、音頭を取る人がいなかったりということがあり、広島会場や金沢会場で特にその声を伺いました。地方都市でのコミュニケーションが活発になると、業界全体が活発になるような手ごたえがあり、なお一層の働きかけをしていかなければならないと感じました。こうして仲間が増えていくと、私たちも「学びと気付き」の共有が増え、自店舗に活かすことでモチベーションアップにつながります。

 また、開催にあたっては、各施設の取引企業を中心に、多大なるご支援を賜っております。我々の理念に共感してくださり、スタッフが活躍できるステージを創りあげるべく、業界の内側のみならず、外側を取り囲む方たちと共に、温浴業界の沸騰が始まっています。運営メンバーは、それぞれが本業の傍らにボランティアとして参加しております。
自社以外の多くの方と接する機会が多いため、様々な情報や事例が集まってきますので、自社の仕事の進め方や指揮方法を見直せ、労働エネルギー以上に得るものがあります。こういう環境は、必ず自店舗の活性化につながります。

 2013年11月26日、決勝進出店舗によるプレゼンテーションで、優勝店舗が決まります。大人が涙を流すステージは、そうそう経験できるものではありません。いわゆる装置産業から脱却した、「人間味のある温浴業界で働いていてよかった」と思える人が一人でも増えるよう、活動を広めていきたいと思います。
頂ける商材や企画を温泉施設に提案し、温泉施設で働く皆様も働きやすく、楽しめる環境になるお手伝いをする事を心がけています。人も楽しく喜ばせたいという想いがあるので、温泉施設に関われることが今はとても楽しく感じられます。

沸騰しているのか?「オフロ保安庁」

 私のもうひとつの仕事に「オフロ保安庁長官」というものがあります。オフロ保安庁とは、温浴関連設備メーカーや、施設支配人など、水処理設備に関わるスタッフのユニットで、「明るく楽しく安全安心な機械室」を掲げ、2012年11月に結成されました。「海猿」ならぬ「風呂猿」です。

 機械室は、お客様に直接関わるものではないので、施設の奥に追いやられ、アルバイトからは「それ、どこ?」とすら思われている闇の部屋です。前項で装置産業からの脱却と触れましたが、それでも「装置有っての風呂屋」なのも事実です。
設備が健全な状態で機能し、衛生的な環境を維持をすることで初めて風呂屋は
成立します。いわばスタートラインで、そこにどう人間味を加えていくかが問われています。当たり前のように湯船にお湯が満たされ、レバーをひねれば当たり前のようにシャワーが出る。しかしそれは、裏に管理する人がいるから実現できるわけです。風呂屋の特性柄、営業中のメンテナンスはなかなか出来ないので、深夜から早朝にかけて行われます。一般的な清掃や薬品洗浄に加え、スポット修繕などは言い出したらキリがない位あります。それはお客様どころか、自店スタッフの目にすら留まらず粛々と行われています。当たり前のことが当たり前に行われていることの素晴らしさを伝えていくことが大切なのです。

 活動事例として「バックヤードツアー」があり、当店では既に 回以上の開催を数えます。お客様に機械室に入って頂き、どのような仕組みでお風呂の衛生管理をおこなっているのかを見て頂くものです。
これは「好奇心の刺激」にとどまらず、迎える側も、裏側を見られる→キレイにしなきゃ!という心理が働き、日常的に細かい部分の手入れをする意識が芽生えます。ツアーをできる社員を育成すれば、設備への理解が一層深まります。
 もうひとつ「オフロ保安庁定例報告会」があります。これは各隊員が、日頃の「修繕自慢」をスライドショーで発表しあうものです。先にも触れた通り、なかなか評価されない地味な仕事が多いのですが、その苦労の分かる者同士の集まりですので、事例の共有と称えあいが明日への活力に繋がります。

 この活動には、本来なら専門業者に委託する仕事を自分でやってしまおうというものも含まれます。
しかしながら、「一歩間違えれば自分たちの仕事が食われかねない」その業者も共に活動しています。
専門的見地からアドバイスを頂いたり、作業内容やその難度に理解が深まることで、相手への敬意がうまれます。やみくもな値引き交渉を伴う単なる業務発注から、敬意を込めた業務発注をすることで、互いの仕事が効果的に機能する側面もあり、共存共栄のメンテナンスモデルが沸騰しはじめてきています。

 
 

 

温浴人最前線

アブドーラ・小林氏

[プロフィール]

■1976年 長野県千曲市、7月22日生まれ。
大日本プロレス所属。愛嬌あるキャラクターとして君臨。自称「信州信濃の流血マシーン」「ブラッドレインメーカー」。
運送会社の代表を務める傍ら、「スーパー銭湯おふろの国」での催しとしてマグロ・鮭・タコ・真鯛・ロブスターなどとも戦った戦歴を持つ。

プロレスにお客さんが居なかったら
ただの体力自慢のケンカです。

アブドーラ・小林です

 主な活動は大日本プロレスという会社で北は北海道から南は九州までプロレスリングをしている者です。
温浴業界との関係の始まりはおふろの国での伝説の一戦であるアブドーラ・小林VSマグロからです。そのイベントから人類代表アブドーラ・小林VS魚類シリーズが始まり、おふろマナーの覆面紙芝居などもやり、現在は熱波ロウリュウイベントでの親方として温浴業界のエンターテイメントと関わってます。

 プロレスも温浴業界もお客さんがいて初めて成り 立ちます。もしプロレスにお客さんが居なかったらただの体力自慢の人のケンカです。もしおふろ屋さんにお客さんが居なかったらただの温かい大きな水溜まり。つまらない物よりおもしろそうな物にお客さんは集まります。おもしろそうな物=エンターテイメント。プロレスと温浴業界はエンターテイメント要素が大事と感じます。
 温浴業界のエンターテイメントの代表格と言ったら井上勝正。と言いたいのですがなんと言ってもOFR48。全国各地の温浴業界で働く自称48才までの女性で結成されたグループ。素人的なアイドルかも知れませんが私は大好きです。
 人前にでて何かやり何かを伝えるというのはとても難しいです。そんな中で一流と呼ばれる達人は間がとても素晴らしいです。

プロレス界の有名な人だと
ジャイアント馬場さん、 アントニオ猪木さんの間は解りやすく、
人を引き付ける一流の間をもってます

 プロ野球の一流と言われる打者も自分の間で難しいボールを打ち返します。一本足打法の世界の王。神主打法の落合。振り子打法のイチロー。コンニャク打法の梨田。どの打法も長い年月に努力を重ねて修得した間だと思います。
 大相撲の立ち会いの前の何回もやる仕切りも緊張感を高める間です。
 国際大会などのスポーツで歌われる日本国歌の君が代は会場の空気が一気に締まるいい間の歌です。
 テレビドラマの「じぇじぇ!」や「倍返しだ!」も書き出すとただの言葉ですが演じる役者の絶妙な間でみんなの共感 を得てると思います。
 そういう一流の達人と比べたらOFR48の皆はエンターテイメント的には素人同然。結構バタバタしていて間が悪い。普段は温浴業界の仕事をしていてダンス、振り付け、歌の練習をしようにも時間が限れてる。グループだから皆で合同練習したくても全国各地から集まるのは不可能。
 そんな状態でもOFR48の皆さんの直前の集中力、カバーしあう気持ち、お客さん達の思いがひとつになってライブ空間が奇跡的な素晴らしい間ができる時があります。そんな時のOFR48はとても輝いてます。プロレス界のエンターテイメント代表格の私ものめり込んでしまう間があります。OFR48の皆は温浴業界のいちスタッフでなく皆を楽しませるエンターティナー。立派なアイドルです。

11月26日は「イイフロ」の日

 おふろ甲子園が渋谷公会堂で開催されます。渋谷公会堂といえば有名バンドが伝説的なライブを行った聖地です。どんどんステップアップしてくバンドの登竜門的な会場でもあります。そんな舞台でOFR48がどんな奇跡的な間を見せてくれるかとっても楽しみです。

 
 
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〈ザ・ボイラーについてのお問い合わせ〉
E-mail:yukichi@ofuronokuni.co.jp
TEL:050-5519-2461
発行: 一般社団法人おふろ元気プロジェクト 理事・林和俊
 〒230-0012 横浜市鶴見区下末吉2-25-23 
制作:(有)オアシス THEボイラー編集部 編集長・鬼塚麻子

 

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